4月20日(日)研修室にて講演会「世界最高峰トレイルランニングレースUTMBに夫婦で挑む」が開催され38名の方が参加されました。演者は当ラウンジでボランティアとして外国人の支援活動をされている岸信男さんです。奥様とともに出演されました。講演後のQ & Aタイムでは、こんなことも聞きたい、あんなことも聞きたいと質問攻めの大盛況でした。
1964年の東京オリンピックのマラソンを実際に沿道で見た小学生の岸さん、「オリンピック選手になりたい」と夢見ます。やがて成長し社会人になりトライアスロンに出会います。しかし挑戦し続ける中で「何か違う」と思い始め、ついに15年間挑戦したトライアスロンをやめます。「本当に自分が好きなことは何なのか」...答えは「走ること」でした。マイペースで走るのを楽しむことに気がついた岸さん。そんなある日、偶然トレイルランニングレースのグレートレースをテレビで見た岸さんは「自分にはこれだ、これしかない」と。これが運命の出会いとなりました。ここから岸さんの長い挑戦が始まります。
トレイルランニングの最終戦となるUTMBとは走行距離176㎞、累積標高10,000m、品川から静岡間と同じ距離を平坦だけではなく山々も登ったり下ったり、仮眠もとらず最低限の食事摂取でひたすら走り続けるレースです。そして46時間30分内に完走しなければなりません。そんな過酷なレースを奥様のサポートのもと15年間も挑戦し続けているのです。
2018年のUTMBでは約46時間22分で見事完走しました。その時のレースの映像は目頭が熱くなるほど感動しました。 岸さんの今後の目標は、UTMBを最高齢で完走し表彰されることだと熱く語っていました。これからも挑戦し続ける岸さんを応援せずにはいられません。とても感動し勇気をもらえる素敵な講演会、大盛況で終わりました。岸さん、奥様ありがとうございました。










UTMB: Ultra Trail Du Mont-Blanc



